東大出身生 かりんのひとりごと(その102〜その103)




その102 ひとり暮らし  (2003.3.17)

 みなさんは「ひとり暮し」をしたことがありますか? かりんも今年で、ひとり暮し歴が早5、6年です。アメリカの大学院に留学するまで親元を離れたことがなかったので、遅い「ひとり暮し」デビューではありましたが。。。。
 ひとり暮しが長くなると、自分のペースがしっかりできてしまうので、人と一緒に暮らすのがなかなか大変になってしまうように思いますが、どうでしょう?

 先週アフガニスタンに勤務している友達が遊びにきていて、いろんな話をしたのですが、「集団生活」についての話が印象的でした。アフガニスタンのような治安に問題のある地域では、国連やNGOの職員は、みんなで家を借りて集団で住むようになっています(実際、物件も充実しているわけではないし)。
 彼女もそうで、オフィスのスタッフと一緒にひとつの家に住んでいます。大の大人が10人近くひとつの家に住んでも、みんな大人だし、それぞれのプライバシーを守って、ちゃんと生活できるのだろうと思ったら、これが大間違い。朝から晩まで職場で顔を突き合わしている人たちと、夜まで一緒というのもストレスならば、毎回同じようなものがでてくる食事もストレス、自由に外に遊びにいけないのもストレス、で、あちらこちらにストレスのもとがあるものだから、小さなことで衝突するようになるのだとか。
 たとえば、冷蔵庫にあった自分のチーズがなくなってて、あるとき「あ、あれもらったから」といわれたり、自分が見たいDVDやビデオが、多数決で否決されたり。禁煙のはずなのに、平気で公共空間で喫煙されたり。
 それぞれにストレスがたまっている人たちが、おのおのなんとかストレスを解消しようと頑張るので、それはそれは疲れるようです。しまいには、冷蔵庫の卵にまで名前を書くようになるのでは? といっていました。ちなみに、国連では、そういうストレス度の高い地域に赴任すると、二か月に一度くらいの割合で一週間ほどの有給がもらえて、生き抜きに国外へ出してもらえます。
 これはかなり贅沢に聞こえるかもしれませんが、危険な地域で朝から晩まで同じ顔を突き合わせて仕事をしていると、ストレスもかかるし、仕事の能率も落ちるからで、理にかなった制度だとかりんは思います。たしかに家族でもない人たち、個性豊かな人たちと仕事も一緒、寝る場所も一緒では、なかなかしんどいかもしれません。

 こういう集団生活は極端な例だとしても、ひとり暮しをしていると、人に対する寛容さ、譲り合いの精神がなくなってくるように思います。
 好きなときに起きて、好きなものを食べて、好きな時間に好きなテレビをみて。。。。。こういうあたりまえのことが、集団生活とまでいかなくても、ルームメイトや家族ができると、ある程度制限されるわけです。かりんも実家に帰ると、自分のペースが保てず、一週間もたつといらいらしてきてしまいます。実際のところ。これでは、一生誰とも暮らせなくなってしまう!!!

 でも! ひとり暮しをしているとしていたで、やっぱりひと恋しくなることもあり、友達にいたっては、猫を飼ったり鳥を飼ったりしています。ないものねだり、となりの芝は青いものかもしれません。。。。。





その103 クラブにて  (2003.3.24)

 先日、職場関係者の、私的な送別会プラス誕生日会がクラブであり、職場の人たちといってきました。ホスト/ホステスは30代、元気あふれる人たちだったので、クラブを借り切ってDJを雇い、飲んで、踊りまくる、という趣向。
 ちなみにジュネーブと違って、ジャカルタはクラブ、ディスコのたぐいには事欠きません。したがって、大きな家に住んでいる人は、自宅でパーティを開くことが多いようですが、そうじゃない、アパート暮しだったりすると、夜の町に繰り出すことが多いのです。。。。
 この会は、夜の9時から夜明けまで(もちろん週末)ということで、その前にひとつ友達の集まりに顔をだし、夜11時半くらいに会場に到着しました。今回の集まりでは、DJにあらかじめ好みの音楽をお願いしてあったということなので、かりんの苦手なハウスとかテクノとかではなくて、ちゃんとした? (すみません、ハウス、テクノファンの方々)クラシックディスコタイプの音楽を期待していった、かりん一行。
 みんな踊るのが好きだから、踊りまくるぞ! と気合いをいれていったのですが。。。。

 ところが。まず、かかっている音楽が単調なテクノでほとんど誰も踊ってない。。。。かりんの同僚は踊るのが大好きで、踊るつもりで来ているから、DJにかけあって、もっと踊りやすい音楽を、と頼んだら、今度はラップで、なんとか周りの人たちもちらほら踊り出しました。
 で、その調子で、、と思うとまたテクノ。で、しばらくすると、なんとなく踊りやすそうな、クラシックポップスになり、いいぞいいぞ、と思って、みんなも踊り出すと、また違う音楽へ。。。。なんなんだ、このDJは?! 音楽のリズムもタイプも違うものを次から次へと、流れを無視してかけている感じ。いらいらしたかりんの同僚が自分の好きな曲をリクエストにいったところ、「うーん、今のムードをこわしたくないから、リクエストには応えられない」とのこと。ムードもへったくれもなくて、みんな踊れなくて困っているというのに!
 腹だったかりん一行がだした結論は、このDJはフロアの皆のために音楽をかけているのではなくて、自分の好みで選曲して、聞きたいものをかけているのでは、ないか。。。。クラブで行われるパーティに限らず、こういう大きな集まりでは、音楽が非常に大きな位置をしめているので、DJが上手な人じゃないと、ほんとやりきれなくなります。ぶつぶついいながらも踊って午前様だったけど(笑)。

 これで考えたこと。「人を喜ばすためによかれ、と、やることも、ひとりよがりな自分の満足のためにやってないか?と問うことが大事なのでは?」(こじつけ、か?)。周りが見えない、というのはよくないね、と思った次第でした。
 ちなみに、インドネシアでも反戦デモが続いていて、外国人はテロに充分留意し、人ごみにいかないように、とかいろいろ注意されているなかでのこのパーティ。一応、いまのところは外国人をターゲットにした何かが起こってはいないとはいえ、ほんとはもっと気をつけなくてはいけないんですよね。
 それにしても、世の中不穏で暗い気持ちになってしまいます。。。。。