東大出身生 かりんのひとりごと その86〜その87




その86 ラマダン明けの日   (2002.12.6)

 とうとう本日5日断食月/ラマダンが終わりました。ラマダンが終わるとその日一日はクリスマスとお正月が一気にきたような騒ぎになる、ときいてましたがまさしくその通り。
 ラマダン明けは週末も含めて4、5日休みになるので、皆里帰りをします。自宅のメイドさんや運転手さんもみんな暇をもらって地元に帰ります。この時期はちょうどボーナス月にもあたるそうで、ラマダン明けの休暇のときには日頃の感謝をこめて、いつもお世話になっている自宅スタッフなどにお給料を弾んだり、贈り物をあげるのも常のようです。
 町のケーキ屋でやたらにプレゼント用のケーキが増えたりするのも、クリスマスケーキやおせち料理が店頭にならんでいるようでもあり、なかなか興味深かったりします

 しかし、何がすごいって、ラマダン明けのその晩の騒ぎ。何がどうなったのか、町中が暴走族になったかのような騒ぎ。断食明けの食事が終わる夜の7時くらいから、老若男女問わず、ありとあらゆる車やバイクに箱乗りをし、旗を振り回し、太鼓をたたき、プロ野球やサッカーの応援につかうようなラッパを吹きならしながら町を練り歩くのです。クラクションをならし、叫びながらインドネシアの国旗やわけのわからないスローガンを掲げた旗を振り回して走る様子は、まるで暴走族です。
 すごいのはバスの上にも人が鈴なりになり、騒いでいる様子。子供も今日ばかりは夜更かししてよいのか10時をすぎても元気に走り回っています。ちょうどその交通渋滞のなかをタクシーで帰ってきたかりんですが、酔っ払ったようなおじさんにタクシーの窓をたたかれたりして、ちょっと怖い思いをしました。
 何でも例年、爆竹を鳴らしたり、車の窓に投石したり、なかなか危険なことが続き、今年は爆竹禁止になったとか。冗談ぬきにちょっと町中が暴徒と化したようで、かなり怖いです。これが翌日になるとしーんと静まり返るというのだから、ますます驚きです。

 さて。かりんの職場もラマダン明けの休暇で4連休になるので、今回はジャカルタから船で2時間弱いったところにあるというリゾートアイランドに避難してこようと思っています。
 でも一番の問題はタクシーの確保。桟橋までいくのに、朝早くにタクシーが必要なのですが、明日はラマダン明け最初の日にあたり、朝の6時から9時まではお祈りの時間になるらしく、タクシーの運転手の数が激減するとか。いつもは予約できるハイヤーも今回ばかりは「明日にならないと、何人ドライバーがいるかわからないので予約は受け付けられない」とのこと。
 タクシーがつかまらなくては船にのれないかも!! さてどうなることやら。




その87 リゾート   (2002.12.16)

 島に行ってきました。先週、港/船着き場に行くのにタクシーがつかまらないかも、という話をしたのですが、案ずるより産むが安し。朝、早起きした友達が5時半くらいにタクシー会社に電話したところ、無事に6時半に一台確保することができ、集合時間の7時半に間に合いました。

 船、といっても中くらい? の70人くらいが乗れるサイズのフェリーで、一時間くらい飛ばすと、プロウセリブ(1000の島々という意)が見えてきます。ここは文字どおり1000くらいの小さな島々からなっていて、1980年代後半から開発が進んだそうです。
 とにかくひとつの島が歩いて10ー15分ほどで一周できるくらい小さな島で、ホテルといってもコテージ/バンガロータイプの質素なものが中心。でも、ジャカルタから一時間ちょっとはなれただけで、新鮮な空気は吸えるは、水はきれいだわ、でジャカルタ在住の人々の週末旅行先として人気があるのだそうです。かりんが滞在したのもそのなかのひとつ。

 ここでは、シュノーケリングやダイビング、ジェットスキーをするか、あとは海辺やプールサイドで寝転び惰眠する、というのが基本のよう。
 島で唯一の食堂(ホテルの食堂)で決まった時間に朝、昼、夜ご飯を食べる以外はひたすら、足こぎボートで島の周囲をぐるぐる回ったり、泳いだり、木陰でビールを飲んだりして、リゾートを満喫してきました。
 水が非常にきれいで、コテージのすぐそばで小さな魚を見ることができたり、島にすむ野性のコモド(巨大とがげ)を見ることができたり、なかなか楽しい体験でした。圧巻だったのは、かりんがぼーっとコテージの外にたって海を見ていたところ、コテージの下から体調150cmくらいのコモドくんがのしのしと歩いてきて、かりんや回りの人を気にするでもなく堂々と歩いて「ぽちゃん」と海に入っていったこと。「暑いし、ちょっくら泳ぐかな」、くらいの気持ちだったよう。水陸両様らしく、優雅に隣の島の方へ泳いでいきました。かっこよかった(笑)。

 宿泊施設のある島のまわりには、ぽこぽこ浮かぶ小さな中州のような島? もあり、かりんたちもそこでうちあげられたあざらしのようにごろごろしました。そこでは客がくるたびに、近くの島から管理人らしき人が船でやってきて、入島料をとり、事故などないように様子をみてくれます。
 かりんたちの他にも、近くの島からクーラーボックスにどっさりビールやつまみをいれてやってきたグループがあり、海につかりながら実においしそうにビールを飲んでいました。これぞリゾート。

 島での息抜きを満喫したかりんを待っていたのは、世にも恐ろしい仕打ち。なんと、真っ黒に日焼けしてしまったのです。何度も何度も日焼けどめを塗って、帽子をかぶり、日焼け対策をしていたのに。
 南国の太陽は強烈で、かりんをせせら笑うかのように焼いてくれました。背中なんて焼けたというより、焦げた、に近いような、、、、。痛くて眠れないということはなかったけれど、あっというまに色素が沈着して黒くなっていくようすは圧巻でした(ひとごと)。もう若くないのに。リゾートは日焼けする場所なのね、と実感してしまったかりん。