東大出身生 かりんのひとりごと その86〜87




その86 サファリパーク   (2002.11.25)

 週末にサファリに行ってきました。ジャカルタから車で約2時間程行ったところにあるこのサファリパークは、多分日本のサファリパーク、動物園と比べても、少し小さめですが、週末日帰りで楽に行って帰ってこれることもあり、子供連れにはなかなか人気のスポット(らしい)。職場関係の友達とそのおこちゃまと3人で行ってきました。
 園内/外で野菜やバナナを購入していくと、園内で動物(猛獣以外だけど)に餌を与えることができる仕組になっていて、なかなか楽しかったです。子供動物園なるものも併設されており、オランウータン、虎などのあかちゃんをだっこして写真をとることもできます。
 かりんは、オランウータンの赤ちゃんをだっこして、お父さん、お母さんオランウータンも一緒に写真をとってきました。オランウータンをあんなに身近で見るのは初めてでしたが、目がくりくりしていてとても可愛かったです。ちなみにオランウータンはインドネシアで野性で生息しているらしく、やたらたくさんいました。
 子供動物園のまわりには、ラクダ、ゾウ、ポニー乗り放題(って有料ですが)があり、子供たちが大興奮して乗ってました。

 昔は水族館、動物園好きでよく通ったかりんも、海外で動物園に行く機会はあまりなく、多分これがアメリカについで二回目。インドネシアは暑い国なので、さすがにシロクマやペンギンをみることはできなかったけれど、キリンとかライオン、クマ、トラ、ゾウ、サイ、カバといった基本的な? 動物にはお目にかかることができました。
 動物園のなかの動物の種類が気候に影響されるの当然な気もしますが、日本では暑い国の動物も寒い国の動物もちゃんとした設備のおかげでそれなりに揃っているように思います。やっぱり動物園を維持するにもお金が必要ね、と思った次第。あたりまえだけど。

 グルジアにも動物園はありましたが、やっぱり内戦で維持できず、動物の種類が減ってしまい、噂では(行ったことがないので確認できません)、犬や猫など普通に見られる動物が展示? されているとか。
 以前アフガニスタン空曝が一段落したころ、内戦を生き抜いてきた、首都カブール動物園のライオンの記事を新聞でよみましたが、動物だって戦争や内戦が起こったり、動物園が財政難に陥ったりしたら生きて行かれませんよね。
 子供のころ「かわいそうな象」(だったかな?)という、戦時中の上野動物園の象と飼育係の本を読んだことを思い出しました。記憶がおぼろげですが、戦争が始まり、病気の象に与える薬も手に入らなくなり、しまいには象を始末しなければいけないような状況に陥る飼育係と象との交流を書いた話で、ぼろぼろ泣きながら読んだ記憶があります。

 などと考えていたのですが、実はサファリパークに行くのって初めてだったかりん! 車で園内をぐるぐる回りながら、ライオンやトラがいるセクションに入るときの厳重な柵や扉を見て、映画「ジュラシックパーク」を思い出してしまい(皆さん、観ました?けっこう怖いっす)、なかなか怖い思いをしました。
 動物って意外に大きいし、人間って無力だわ、と思ったりして。。。。




その87 ちいさな好意   (2002.12.2)

 先日ニューヨークから出張で来ていた職場の人が、頼まれた、といって、大きな茶色の封筒を渡してくれました。二枚のCDが入っていたその封筒は、以前ジュネーブにいてニューヨークに異動した先輩からのプレゼントでした。
 その先輩はアフリカのカボベルデ出身で、仕事もできるし、可愛い女の子二人の父親でもあり、かつ非常に社交的で、みんなで映画をみにいったり、食事にいったりイベント企画の天才でもありました。なにより、彼はいつもにこにこしていて、彼と逢うと一日良い気分でいられるような、そういう人を元気にできる才能の持ち主でもあり、あこがれの先輩でした。

 敬愛する先輩がかりんのために時間をとって、CDを買ってくれて、出張者に託してプレゼントしてくれたのもとても嬉しかったかりん。
 人は人に覚えていてもらえる、構ってもらえる、好意をよせてもらえる、認知してもらえると嬉しいのだ、と再確認しました。ひとりでは生きていけないのだから、やっぱり誰かが自分のことを気にかけてくれるというのは、無条件に嬉しいことではないでしょうか。

 人道援助の仕事をしていると、「困っているわたしたちに助けの手をのべてくれてありがとう」と被災者に声をかけてもらえることがあるけれど、世界のあちこちには、忘れ去られた紛争、災害があり、誰にも見えないところで苦しんでいる人たちがきっとたくさんいるんだということに気がつきます。
 「forgottenemergency」忘れ去られた紛争、災害。報道されないところで苦しんでいる人達。大きなことはできないけれど、自分だって小さな親切、小さな好意でこんなにハッピーになれるのだから、彼等にとってもわたしたちが彼等のことを忘れないでいて、何かできることをすることが彼等の幸せにつながっていくのでは? いくといいなあーと思いながら仕事をしていきたいと思います。