東大出身生 かりんのひとりごと その84〜その85



その84 ひとりごとその84   (2002.11.11)

 先週、ラマダンの話をしましたが、かりんも職場の皆に習って、水曜日から断食をしています。といっても流石に朝の3時には起きられないので、5時くらいに起きて、朝ご飯を食べるので厳密に断食していることにはならないのですが。。。
 朝ご飯を食べてからは昼間は一切、食べず飲まず、で夕方6時ごろに職場で断食していた人たちと一緒にお水とお菓子? で断食明けのささやかなお祝いをしてました。

 3、4日断食してみて、朝ご飯をしっかり食べている限りはなんとか我慢できることがわかりました。それに職場にいる間は忙しくしているので気も紛れ、気がつくと夕がたであり、あとちょっと、、、と思っているうちに断食明けに時間がくる感じ。これなら一ヵ月くらい頑張れるかな? と思います。
 でも、なんとなく気持ちがいらいらしたり、小さなミスが増えたり、あんまりよくない影響もあったりして。。。お腹がすいたりのどが乾いたりした状態があんまり続くと人が狂暴になるのもわかるような気もします。

 日本には「断食道場」なるものがあり、糖尿などの病気の人、肥満気味の人のために一週間から数ヵ月単位のコースが用意されているとか。ここでは、たしか水分補給は自由で、一日に3回、野菜とかビタミンベースのジュースがでるほかは一切食事はなしだったはず。コースが終わりに近づいてくると、少しずつ流動食みたいなものに切り替えて、普通に食事ができるような状態に戻して退院(退場?)になるそうです。
 医療機関と隣接しているくらいだし、医学的に効果が認められているみたいです。たしかに体質改善にはいいのかもしれません。

 それにしても、断食明けのお水のおいしいこと。断食しなければ、お水のありがたさも感じないわけですし、それだけでも意味があったかな、と思います。
 現在とくに南アフリカ諸国は深刻な食料飢饉に悩まされているし、インドネシアでも多くの子供たちが栄養失調に苦しんでいます。彼等のおかれている状況とは全然違うけれど、それでも少しでも疑似体験することで彼等の存在を覚えることができると良いと思います。




その85 ひとりごとその85   (2002.11.18)

 ラマダン中はバーやレストランも早々と店じまいし、町も静かになる、という趣旨のことをご報告したと思うのですが、これが大間違いと気がついた今週。
 イスラム教では一日に5回、お祈りすることになっているのをご存じでしょうか。ラマダン中は皆さんさらに熱心にお祈りするらしく、いつもにもまして昼夜問わず祈りの声がするのですが、それに加えてなんと夜中じゅうなんだかんだとうるさい? のです。
 というのも、まず夜中2時前後に、日本の火の用心ではないけれど、たいこを叩いて矯正をあげ、町を練り歩く声。最初は悪夢かと思ったくらい(苦笑)。どこからともなく聞こえてくるこの真夜中のパレードの音は、かなりホラーです。そして、3時、4時と時を告げる鐘の音が聞こえたり、爆竹が聞こ
えたり。
 なんだかんだと皆さん起きているわけです。このくらいの時間には市場も開いて、朝ご飯用の物資を売ったりしているようです。よくわからないのですが、朝3時前後にご飯を食べてそれからまた寝るからでしょうか、4時をすぎると少し静かになって、5、6時くらいからまた世の中の人が活動する音が、、、、。ラマダン中は、なにかと不思議なことが多いようです、、、、。

 さて。11月も半分をすぎ、そろそろ雨季が始まってもよいころなのですが、まだその気配すらなく、先日初めて一か月以上ぶりに雨が降りました。雨がふると水はけが悪いのでどこもかしこも大渋滞になるのが常で、1月の雨季真っただ中には大洪水も起こるさわぎとなります。
 先日新聞をよんでいたら、「年々雨季のはじまりが遅くなるが、今年も12月、1月がピークになり、前期にまさらずとも劣らぬ降雨量が予想され、その結果大洪水になる恐れがある」とか。さらに「大洪水が予想されるが、ジャカルタ市はまったくその対策をとっておらず、洪水が起こった場合、相当の被害が予想される」とか。ちょっとまってくれ、被害が起こることが判ってるのに、なんで対策がとってないのさ、といいたい気持ちになりました。
 地球温暖化が各地ですすんで、ヨーロッパでも大洪水が起こるようになり、洪水自体珍しいことでもないですが、「洪水が起こるでしょう」といわれると、やっぱりどうしよう?? とあせるものでしょう。ジャカルタ市内でも洪水の被害にあいやすい地域、そうでない地域とありますが、不思議なことに、道路一本へだてて、こちら側は車もすいすい通れて、反対側は床上浸水、などということが平気であるのだそうです。
 雨季が始まる前に、水や乾物を買い込んで、洪水に備えようかな、と思わないでもありません。

 このところインドネシアでは地震があったり、火山が噴火したり、と、ただでさえ多い自然災害が多発しています。
 洪水は温暖化の影響も伺われ、都市計画の有無などで被害も防げるため、人災の感が否めませんが、さすがに火山活動や地震活動は(まあ、地震の被害を最小限にするよう、耐震設計をしっかりするとかそういう措置はとれるでしょうけど)、人間の力でなんとか防げるものでもなく、人間の無力さを感じずにはいられません。
 いくら文明が進歩してもやっぱり自然にかなわない部分もある訳で、人間謙虚に生きなくちゃね、と思います。。。。