東大出身生 かりんのひとりごと過去ログ その60〜その61


その60 国連昇進事情 (2002.4.22)

 長い帰国から戻って一週めは、時差ぼけと戦わなくてはいけないし、職場を離れていたため、「はて、どうやって仕事してたっけ?」と選択的な記憶喪失になったりしてよくない(笑)。
 国際情勢に密着した仕事をしているので、日頃のニュースをきちんと追っていないと、そこから勉強しなおさなくてはいけないのでとても時間がかかります。はあ。

 日本で4月、というと新入社員、新入生を迎える季節ですが、国連の人事システムは4月から一斉に新入社員をとる、という形ではありません(以前書いたかな?)
 事務局については、採用は大卒、大学院卒のエントリーレベル(下っ端ということですが、笑)、基本的には採用試験(日本の公務員採用試験のように、政治職、経済職、と分野別になってます)の結果に基づいて行われます。試験に合格したからといって、すぐに採用されるわけではなく、「合格した、採用するに値する人達」というようにまとめられて、放っておかれます(というのはちょっと言いすぎ?)。それで、そのレベルの空きポストがでてきたときに、合致する職種/分野で試験に受かった人のリストが配られて、そのポストをもつ部所、局で面接が行われ、採用に結び付くのです。
 その上のレベルのポストでも同様で、ポストが空くと、空席広告が内部、外部にだされ(内部採用か外部採用か、ポストによって違います)、そのレベル、そのレベルよりひとつ下のレベルの人たちが、一斉に応募し、そのなかから面接が行われて採用が決まります。公募されているレベルより下の人が採用されれば、それはその人にとって、昇進になるわけです。
 つまり、事務局においては自動的に昇進が行われることがないので、昇進したければ、自分の部所、局はもちろん他の部、局の人の動きにも気を配り、自分でキャリアプランをたてて狙っていかなくてはいけないのです。ある意味、公平かもしれませんが、もちろん各部所、各局、それぞれに推したい内部候補もいる場合もあるので、すんなり公平に決まるわけではないんですが。。。。
 ただ、黙って、もくもくと仕事をしていると自然と昇進していくシステムではないので、なかなか大変です。

 何故、今回「昇進」のことを書いているかというと、「昇進」に限らず、国連内では自分のキャリアプランをもって行動することが大事なので(待っていたら永遠にいまのレベルでいまの仕事をすることになる)、かりんもどーしようかなーと悩んでいるところだからです。
 かりんがジュネーブに来て、はや2年半が過ぎ、いまの仕事をして一年。同じ場所に2年以上いると、仕事がマンネリ化してきてしまうのは避けられないことかもしれません。仕事を覚えるのに、一年、自信をもって、少し新しいこともとりいれて仕事ができるようになるのが二年め、だと思いますが、3年めになると、そろそと次のことを見据える必要がでてくるように思います。
 そろそろ他の部所、もしくは他の任地へうつろうかな、と思ったりしてます。自分の人生だから、自分で決めることができてラッキーではありますが、ときどき、「誰かわたしのために考えてくれて、はい、君は次にここに行ってこれをしてください」っていってくれないかなーと思ったりします(笑)。





その61 ストライキをめぐって (2002.4.29)

 かりんがジュネーブに住むようになって、二年半が過ぎました。
 二年半生活していて、初めてのことが起こりました! それはバスのストライキ。今朝、出勤するためにバス停でバスを待っていたところ、人は待っているもののバスのくる気配がまるでなく、「そういえば昨日、同僚が明日はストだから、といってたな」と思い出した次第。
 仕方がないので、職場まで歩きました。歩く、といってもかりんの家から職場までは、充分歩ける距離で、歩いても20ー30分なんですけど(苦笑)。でも、ストだということをすっかり忘れて、ヒールのある靴ででかけてしまったので、歩くのはなかなか苦労しました。。

 さて、二年半生活していて、いままで一度もバスのストライキがなかったということは、バス会社の労使関係は比較的良好だったということでしょうか。最近日本で、バスや電車のストってあるのでしょうか。かりんが子供のころ、よく都バスがストをしてた記憶があるのですが。。。
 ストといえば、かりんがイギリスに留学していた夏は、ロンドンで地下鉄のストが頻発してました。このときはひどくて、ロンドン内の地下鉄がほとんど全線ストップするような状況で、動いているバスが異常に込んでいて、仕方がないので、みんな「徒歩」。ロンドン中心部が、歩行者天国になったかのような込みようでした。

 今日のバスストライキで、不思議だったのは、同じ系列の会社のはずなのに、ジュネーブと周辺の町を結ぶバスのいくつかは、スト中でも走っていたということ。でもそれもジュネーブ中心部の駅までで、ジュネーブ市内を横断して他の町とを結ぶバスは全線ストップ。
 良心的なんだか、なんだか。。。。たしかに今日は、歩くしかないので、町なかにたくさん人がいたような気がします。

 思いもかけず、歩いて職場にでかけて、ちょっと運動した気になっているのは、かりんだけではないはず(笑)。
 そういえば、最近職場のエレベーターの横に、気になるはり紙がされています。「ジムにいくお金を浮かしましょう。階段を上れば、タダで(エアロビの)ステップクラスと同じ効果が得られます」とか「駐車場を探す時間を省きましょう」(自転車と歩いている人の絵)とか、なぜか「健康」と「エクセサイズ」を強調するはり紙があるのです。
 それを見ながら、毎日エレベーターにのってるかりんって一体、、、。ジムもお金ばかり払う一方だし、、、。お天気もよくなってきたことだし、これから歩いて職場に通おうかな、とつい思ったりしたかりんです。