夫のことでご相談します。去年くらいからどうも様子がおかしいんです。本人は仕事が少なくなったからと言いますが、ちょっと変だなーと思う事があります。
　去年までの８年くらい、家計を夫が握ってたんですが、わたしは月々いくら、って貰っててボーナスが入ってももらいませんでした。
　暮になってお金がもうない、と言い出したので通帳を見たんですが、確かに、本人が言うようにパソコンなどの家電をいくつか買いはしたんですが、それにしても減りが早かったんです。
　去年の夏などは、取引先が深夜にメールを寄越すからと夜中の３時くらいまで起きて待っていたり、仕事が遅くなったと帰ってきた日に、当然、会社にいるはずの時間に上司からの仕事のメールが入っていたりとか。先日はコンドームがひと箱まるまるなくなっていたんですが、本人は知らないといいますし、わたしも使っていません。この数年、自分から性生活を求めてくる事もありません。
　携帯や自宅のパソコン自体には不審な点はないんですが、突然『渋谷も公衆電話が減った』とかって言ったり、（細かい事に気付かない性格なのに）メールだとネットスケープとか開くとバレバレなものは使わないと思うんです。冗談半分でわたしが『彼女に会うとしたら彼女の退社時間に合わせてだから５時ごろ？』とか言うと、『今は雇用均等法で女のコも残業があるからそんな時間には会えない』と言ったり。自分の会社の就業時間が自由なので、お昼でも夕方でも外出はできるし。
　興信所に頼めば、とか言ってくるんですが、そんなお金がないってわかった上でのことだし、わたしとしては夫に他にスキな人がいるならそっちと一緒になればいいって思うし、そう言ってるんですが、本人は離婚する気はないと言うんです。こういうことに振りまわされると疲れるだけだし、収入も激減したので仕事に出ることにしてるんですが、外で男性に言い寄られて断りきれなくてストーキングされたらとか、自分が外に出てるときに家にいると思うと安心、とかわたしが子供の関係のおかあさんと親睦会とかで出かける事すらイヤなんだそうです。最近はなにかあると『妄想？』とかって言われるので話しをするのもイヤになってきました。
　実際に分泌系のウツを伴う病気にはなりましたし、計画性がなくてお金の計算は出来ないし、めちゃくちゃな性格です。この数ヶ月、かなりしつこく他に好きな人がいるのではないかと聞きつづけたので、夫がうんざりするのも仕方ないと思います。わたしもわがままで精神的に不安定なのは自覚したうえで、あらぬ言いがかりではなく、事実おかしいことが多いので、夫が言う所の『妄想』を抱く前に説明をして欲しいというのですが、知らない、覚えがない、考えすぎとかの答えしか返ってこないです。
　わたしには過去も現在も夫以外に付き合っている人も好きな人もいないです。離婚したからといって頼る場所もないので、随分と考えました。子供のことも考えた上で、やはり別れた方がお互いの為なのかなあと思ったりもします。
　よろしくお願いします。

　あなたは旦那さんを本当にわからなくなっているようですが、夫婦なんてのは旦那のこと、一歩外に出たらお金持って元気に帰ってくればいいと思った方がいいんじゃない。証拠も何もないのに、ああじゃないこうじゃないって考えすぎちゃだめ。
　男は一歩外に出たら戦争をしにいっているの。遊びも戦争、恋をするのも戦争、仕事も戦争、全てが戦争なのね。家庭がある以上、女房と子供がいる以上、外に行けば戦争なの。あなたの旦那さんも、全てに対して戦争をしているわけ。
　でね、わからない浮気を探ったら、不幸になるのよ。完全にわかった時には家を守るために旦那相手に戦わないかんけれども、何も証拠もなくて、おかしいというだけなら疑ってはだめ、自分の神経がすり減っちゃうだけ。
　あなたの旦那さんも今42歳だし、全てで戦争という状態に入っている。あなたの思うような恋もあるかもわからないし、いろいろとそういうことはあると思うよ。
　でも、あなたからあまり言われると本人は嫌になってくる。かあちゃんが疑いのために鬱的になって暗い顔をしていると、旦那さんも家に帰るのが嫌になってくるよ。あなたががちゃがちゃ言ったり落ち込んだりする姿を見ると、旦那さんに外に女ができちゃうよ。
　女房って、深入りしてはいけない範囲があるの。旦那さんはあなたと離婚する気はないし、あなたのこと愛しているし、表現は悪いけれどあなたとの家庭を守りたいと思って働いているの。時には飲んだ遊んだりすることもあると思う。でも、それは探るほどの問題でもないよ。
　あなたは元気を出して、旦那を信じてください。もしも浮気の証拠が出てきたら、その時に家を守るためにケンカしてもいいよ。証拠もないのにノイローゼ的になったらだめよ。あなたのうちの旦那さんなんだから安心しなさい。浮気なんてその辺の電信柱におしっこしているようなもんだと思えば軽いもの。明るく頑張りなさいよ。知らないことを知っちゃうと、かえって不幸になるよ。

　私は結婚３年目に突入した主婦です。
　主人とは結婚前に約５年間のお付き合いをして２年前の元旦に結婚しました。（２０００年元旦に入籍しました。）私の出身地は埼玉県で、主人の出身地は大分県ですが、主人が埼玉県で働いているときに知り合いました。主人は長男で実家が本家なので、私は大分県に嫁ぐ事になりました。そして農家を営む主人の両親との同居生活が始まりました。
　結婚前は私の両親は遠いところに嫁がせたくないと、私の事を心配してくれた為、相手が農家の長男で同居しなくては行けない事、農家を手伝わなくては行けない事、小姑が近くに２人居る事などを考え、結婚には反対していました。でも、私の両親は主人のことをとても気に入っていた事もあり，許してくれました。
　主人は付き合い出した頃、いくら好きでも、関東育ちの私が田舎に嫁ぐのは無理であろうと考え、結婚の事は考えていなかったのですが、私は田舎でも気持ちさえあれば大丈夫と思いお互い結婚を意識するようになりました。結婚前の私たちは喧嘩も沢山しましたが。とてもうまくいっており、友人にも羨ましがられるほどでした。結婚前に主人の実家にも何回も遊びにゆき、主人の両親も兄弟も良い人ばかりで、いろいろ悩んだりマリッジブルーにもなったりしましたが、きっと上手くやって行けるという自信もありました。なにより主人と一緒に居るといつも心から大笑いできたり、思いやりのあるとても優しい人で尊敬できたし、とても幸せで、この人がいてくれれば、私は大丈夫と思い結婚したのです。
　そして主人の実家での４人の生活が始まり、気合も十分で私なりに頑張ったつもりでしたが数ヶ月がすぎた頃から私自身、気づいたら死にたいと思い始め、それがうつ病の始まりでした。いじめられた訳でもないのですが、気が付いたらいつも気持ちが沈んでしまい、結婚したことを後悔し関東に帰りたいと毎晩泣く日々を過ごしていました。
　誰のせいでもなく好きで決めた事なのにうつ病になってしまい、何をしても、どこに出かけても楽しいと思えず、心からの笑顔を失い、全てに不満ばかり持つようになってしまいました。
　私がうつ病になってしまった事は主人の両親には内緒にしています。心配をかけたくなかったからです。主人の両親は私の状況には全く気づかなかったと思います。でも元気なふりをして過ごすのは辛い日々でした。主人の両親は私の事をとても気に入ってくれて、自慢してくれていましたがその一方で、私の気持ちは沈んでゆく一方でした。その時は、私自身気付いたら死にたいと思うようになり、どうしてこうなってしまったのか全く解からず、自分の情緒をうまくコントロールする事ができなくなっていました。
　主人の両親は嫁がきて楽になったと喜んでいましたが今思えば、嫁が来るイコール楽になるという考え方が私自身とても重圧を感じ息苦しかったのだろうと思います。主人の両親は私に決して農家を手伝えと強制した事もないし、同居も強制した事も無いし、働きに行きたければ行って良いよといってくれるし、どちらかといえば寛大でとても優しかったです。ただ、家事だけ手伝ってくれればいいといってくれました。
　でも強制された訳ではないけれども、無言の圧力というか、いろいろな事を手伝ってくれると期待されて、いつしかあたりまえになっていたのは感じていました。それが私にとってはものすごく負担になっていました。サラリーマンの主人は忙しい時は、深夜の２時３時に帰宅し数時間寝て朝６時頃に出勤する事が何日も続いた事もありました。
　そして週末にやっとお休みになったので、ゆっくり休ませてあげたかったのですが、主人の母はそれでも家の仕事があるから起こしてきてと、私に言いました。サラリーマン家庭に育った私には土日も休日もなく農家の手伝いをしなくては行けない事が、苦痛でたまりませんでした。私たち夫婦の心からの休日はなく、私たちの休日は両親にいつも支配されていました。主人は思いやりのある優しい人ですが断ることが出来ない人です。つまり、私にも優しければもちろん両親にも優しいわけです。嫌だと断ることの出来ない人でした。
　私は本来そういう言いたいことも言えずウジウジするタイプではなかったのですが、気付いたらハイしか言えなくなっていました。すべて従う事で、良い嫁を演じる事でかろうじて私の居場所を確保していたのだと思います。私は朝昼晩の食事の用意はもちろんの事、農家の仕事も手伝いました。力仕事でも何でもしました。トイレの汲み取りもしました。
　お客さんがくれば接待し、お姉さん夫婦が子供達を連れて里帰りする事はしょっちゅうでした。私は次第に自分は奴隷のように感じるようになってしまいました。勿論夫婦でたまには出かける事もありました。でもそんな日は両親は決まって不機嫌でした。ですから出かけても心から楽しめる事はありませんでした。まるで悪い事でもしたかのようでした。結局出かけても悪かったから夕食の支度くらいはしないといけないね、と主人に言うとそうだな、という感じで結局自由はありませんでした。
　私のうつ病は良くなる事はありませんでした。実家に里帰りしても里帰りする飛行機の中で飛行機が落ちてくれないかと真剣に思ったりもしました。里帰りし、心配した家族が旅行に連れていってくれましたが、楽しいはずの事も全然楽しめない自分になっていました。
　そんな状況で夫婦仲も上手く行くはずはありませんでした。主人は悩みに悩み関東に転勤願いを出してくれましたが、両親には会社に決められた事と嘘をつきました。私たちが引越しするとき主人の母親は泣いていました。主人はあの涙を忘れずにいつか帰ってくるように頑張ろうな，といいました。そういう主人との約束を交わし関東に戻ってくる事になりました。主人はとても辛そうで涙ぐんでいました。私も辛かったのですが正直自分の事で精一杯でいつか戻る気など、ありませんでした。
　埼玉県に数ヶ月いた後茨城県に転勤になりました。げんきんなもので関東に帰ってからは嘘のように私の鬱は治りました。しかし茨城県に来てから数ヶ月後に私の鬱は以前よりもっとひどいものになりました。いつも肩と首が重く食事のときも押さえてないといられませんでした。落ち着いていられず，家の中を歩き回ったり、人に電話しまくったり、パニックになりました。酒とタバコ無しにはいられませんでした。頭がパニックになって思考能力が低下しました。なにか頭が働かない感じがしました。食事のメニューも思いつかず、ワンパターンの繰り返しのようになりました。
　夜もなかなか寝つけずにおかしくなりそうでした。わりと綺麗好きでしたが掃除が億劫になり部屋が汚くても、お風呂に入らなくてもどうでも良くなりました。全てが億劫で仕方なく化粧はしなくなりお洒落にも今まで好きだった事にも興味が持てなくなりました。こんな自分では行けないとパートで働きましたが，苦痛で仕方なくすぐに辞めてしまいました。
　心療内科に言って精神安定剤を飲んだり、霊能者に見てもらっても、長男の嫁としての自覚が足りないとか、性格的な事を責められてしまい、私の鬱は治りませんでした。気が付いたら結婚してからずっと鬱の状態です。今は少し落ち着いて諦めの気持ち、どうにでもなれというような気持ちがあります。自殺願望は治まって来ましたが、家にひきこもってしまいます。何にもやる気が起きずほとんど寝ています。
　人に見られたくないという気持ちが強く、一人では絶対に外出せず、部屋のカーテンも閉めっぱなしでテレビつけっぱなしで、パジャマで1日中寝ています。いつも主人にあたってしまい、イライラしてしまい、思いやりの無い言葉ばかり口走っています。離婚話にも何回もなり、今は少し落ち着いていますが、私はいつどうなるかわからないと覚悟はしています。いつしか私たちはお互いを責め合い罵るような喧嘩をするようになってしまいました。会話もほとんどなく、夜の夫婦生活も私が拒否しつづけ、１年もありません。
　本当に主人には申し訳無いと思いますがこれが現実です。精神を病んだ母親から生まれる子供など幸せになれるはずはありません。何も知らない主人の両親からは子供はまだか、いつ帰ってくるんだ、という期待が重くのしかかっています。私はいつのまにかいつも自分の事で精一杯で、人のことを思いやれる余裕など全然ない人間になってしまいました。生きる事に何の喜びも楽しみも見出せないようになってしまいました。一番怖いのは、愛する人と一緒に居られるのに何故だか苦しい事です。いつも泣いています。
　今や自分で自分の事が信じられないし、主人にも「答えは１つなんだ。簡単なんだ。俺についてこれるかこれないかだよ」といわれましたが、あんなに愛していた人が目の前に居てもどこか信用できないし、愛なんて馬鹿馬鹿しい、と思ってしまいます。いつ主人は九州に帰ってくれというか解からないという恐怖心がありました。
　でも愛とか夢とか希望とか目標とか楽しい事、心から笑える事が無くなってしまった今、幸せって何だかわからなくなってしまった今、結婚生活や子供を持つ事に何の夢も感じられなくなり，体も思うように動かなくなり、主人の為に頑張ろうとか全く思えず、元気になったら、仕事していつでも一人で生きていけるようになりたい。と思ってしまう今、これ以上結婚生活を続ける意味があるのかと思います。
　なによりも主人には実家を守らなければ行けないという重大な役目があり、跡取りも必要な事でしょう。私はもう絶対に主人の実家に戻れる事はありません。決して両親が嫌いなわけではありませんが私には務まりませんし，戻るくらいなら死んだ方がましです。
主人の為にも別れた方が良いのではないかと考えていますが、いくら話し合っても答えが出てきません。私たちは結婚してから全てが上手くいかず、歯車が狂って修復がきかなくなってしまいました。
　私が嫁として、妻として，務まらない事に全ての原因があります。お互いが幸せに成るためにも別れた方が良いのでしょうか。私の鬱は良くなる兆しはありません。私たち夫婦はこれ以上頑張っても幸せにはなれないと思います。どうか相談に乗って頂けないでしょうか。
　宜しくお願い致します。

　これ読む限りではあなたは大変文章が上手だし、ものを書く職業の人じゃないかと思うくらい上手にまとめられています。気持ちをこんなに上手にまとめることは大変だと思いますよ。あなたの頭の良さが伝わってきます。
　あなたは常に自分を「いい人」に見せようとするのが悪いところね。できないことはできない、やれないことはやれないって言わないと、疲れて鬱的になっちゃうの。疲れた時には「私ダメなの、疲れて寝るのよ」って、そういうことを一つ一つやっていかなならなかったのよ。ゴハン作りたくないときは外からおかずを買ってくるとか、そういう女の方が夫婦は長続きするの。常に私の手作りじゃないとだめ、旦那の帰る時間には私はいないとだめとか……こういう夫婦は離婚が高くて、いい加減な家の方が長続きするのよ。
　あなたは彼が好きで、大分に行っていい嫁を通そうと自分にプレッシャーをかけすぎて、できないことまでしすぎたのね。できないこともできるような……「いい人」って言われるから、「いい人」になろうと拍車をかけて頑張りすぎて、鬱病になったの。
　人間なんて、「いい人」なんてできっこないのよ。お芝居の中では演技はできるけれど、生きていると現実にはあの人のことキライ、あの人のことキライって顔に出たり言葉に出たりしてトラブルになるものなの。あなたは多分、大分の義理のお父さんお母さんや家族に対して「いい人」のままで帰ってきたんじゃないの。それがだめなの。自分を作って生き続けていると、鬱病かノイローゼしかないのよ。あなたは自分で格好をつけて自分でいい人を演じて、自分で病気になったの。
　男もあまりきちきちっとされていると疲れる。「うちのかあちゃんアホやで」とか「コイツ全部がきれいにできない」という方が夫婦はうまくいくよ。いい加減な女がいい女房。その代わりお金の計算はきっちりね。どんぶり勘定でも月末にきっちりできること。どこかから借りまくるのが悪い女房だけど、コーヒー１杯２杯飲んでいても家庭を守る計算がきちっとできること。それからカッコつけない、家の中じゃ明るい、できないときはできない、わからない時はわからないと言えるような女性がい女房だよ。
　また演技せないかんという恐怖があるから、大分に行くことも自分を出すこともできない。あなたは彼にすると悪い女房かもわからんよ。家庭も苦しむし。ここは一度、旦那さんとはきちっと別れた方がいい。そして、もう一度夫婦になる心構えを……夫婦とはどういうものかを勉強して、また新しい恋をしてもいいんじゃない。自分の生き方や結婚観を勉強したということで……。
　旦那さんは大変優しい人で、今回は相性は悪かったわけじゃないけれど、彼のためにもあなたのためにも、ここは１回関係を解消して、離婚に持っていった方がいいよ。